「1on1の正しいやり方を知って、
効果的に継続できるようになりました」

(左から、代表取締役の林直哉様、
経営幹部の林啓嗣様、新町様、八木様)

群馬県を中心に、「総合葬祭」事業を展開している
株式会社ベルハース。
新型コロナの向かい風を受け、
売上に大きな悪影響があった。
業務の内製化を推進していく中で、正社員5名が離職。
不透明な先行きの中、
社内コミュニケーションの活性化、
離職防止を目的に
クラウド型1on1支援システム「トラリレ」を導入。
トラリレ導入の背景や導入効果について

株式会社ベルハース代表取締役の林様に話を伺った。

コミュニケーション不足による

社員の離職防止のために導入

◆トラリレ導入前の課題を教えてください。

林直哉様:新型コロナの影響で一時期は
70%の売上を失いました。
当社の売上は主に葬儀、返礼品、料理の
3つで構成されております。
葬儀の規模縮小を余儀なくされたため、

返礼品、料理の売上がほぼなくなってしまいました。

そもそも葬儀自体は行わない
事例も増えてきていました。
そこで、社内の体制を抜本的に改善する必要があり、
外注していた業務の一部を内製化したり、
葬儀の品物など別のサービスで
売上補填を行うなどの取り組みを進めていきました。

その様な取り組みで、財務上の改善は見られましたが、
社員の業務負荷も大きくなってしまい
正社員が5名離職してしまいました。
このような状況から、離職防止のために、

面談を継続、仕組化させたい、面談を通して、
社員同士が本音で話せる関係を作る事が
急務だと感じていました。

離職原因は社員同士の
コミュニケーションが取れておらず、
人間関係がうまくいってなかったことと、
業務量の増加による
社員の負担が大きくなったことでした。

離職希望者に話を聞くと、
「上司の話に納得がいかない。
自分の希望はあるが、上司が許してくれない。」
等の不満の声が多く上がりました。

新型コロナの影響で親睦会を取りやめており、
コミュニケーションの機会が減った結果、
「離職のサイン」に
気づくことすらできなくなっていました。

今期は「社内コミュニケーション」をテーマにし、
面談の実施を社員に促しましたが、

現場の仕事を理由に
そもそも面談が行われていなかったり、
「話を聞く側」の面談スキルが不足しており、
「上司が部下に一方的に話をする」
形になったりしていました。

私や実施している上司は
「面談はうまくいっている」と思っていましたが、
私に離職の情報が上がってきた際には
「時すでに遅し」の状況でした。

1on1専用のシンプルな機能が決め手。
効果的なやり方を
スムーズに導入・運用できた。

◆トラリレの導入を決めたのは、
どのような経緯があったのでしょうか。

デモを拝見した際にシステムの利用画面が
非常にシンプルで、
1on1の内容と実施状況が
把握できると感じたためです。
1on1の流れに沿った利用画面になっており、
体調や睡眠についてもグラフで可視化されていることも大きなポイントでした。
また、信頼できるコミュニティからの推薦もあり、
導入に関してわれわれの課題に寄り添って
頂けるのではないかと思いました。

(1on1記録内容一覧画面)

社員が明るくなり、
部下が
後輩のことを話してくれるようになった。
社内の問題が少しずつ
見えるようになってきた。

◆1on1はどのように実施されているのでしょうか。

月3回(10日に1回)、
リーダーが部下に対して実施しています。
所要時間は30分以内で、
パートの方は15分程にしています。
現場が忙しいので、
隙間時間を使いオンラインでの実施も交えています。

◆1on1を実施してどのような感想を持たれましたか。

リーダーが自分から1on1を話題にし、
部下の悩みについて嬉しそうに
話してくれるようになりました。
部下に頼られるのが嬉しいんでしょうね。
部下のことを話題にすることが
多くなったように感じます。

「何を話せばいいのか分からない」
ということに困るかなと思っていましたが、
導入支援時にご提案頂いたテーマ一覧を元に、
建設的な話ができています。
また、社員が明るくなったように感じています。

初回は愚痴ばかりでしたが、導入支援の際に

教えて頂いたように「傾聴」の姿勢を続けていたら、
本人が勝手に話し続けて、自己解決していました。
その様子に、リーダーも驚いていましたよ。

今までは、『それ話してくれたら改善したのに』
というのもありながらも、
そもそも話してくれなかったので、

問題を認識及び着手すらできなかったんですが、
今回の1on1を通じて、まず問題点を
認識できるようになったのが
大きな前進です。

◆トラリレの使い勝手、効果はいかがでしょうか。

うちの会社は、人材教育会社のセミナーの
参加などもしていますが、
ここ最近取り入れたもので、最も効果を感じています。

最初導入する前は「話す、記録する、繰り返す」
というシンプルなことで
本当に効果があるのかと疑問に思っていましたが、
トラリレの導入を通じて1on1を取り入れ始めてから
離職者は現在出ていません。

また、1on1によってマネージャーと
現場のコミュニケーションが可視化され、
現場の問題に早期に気づけるようになりました。
導入前は「エクセルでも代用できるのではないか」と
疑問に思っていましたが、
実際に利用してみると、
1on1専用に作られたアプリの為、
セキュリティ面も安心で、
継続しやすいと実感しました。

ツールを使うことで、
1on1の正しいやり方を知ることができ、
効果的な1on1の実施を継続できています。

また、業務上の数字報告ではなかなか見えづらい、
スタッフの要望や気持ちが見えるようになりました。

最近はトラリレに蓄積されている情報が、

私の「道しるべ」になってきています。
この道しるべに沿って、
次のアクションを考えられていますね。

『本音を話すことができる』
信頼関係の構築と前向きな組織を
目指していく

◆今後トラリレを活用し、
どのようなことを目指されていきますか。

先輩は部下から頼られる存在に
なってほしいなと思っています。
エースを活用をすることで、
本音を話すことができる関係を作り、
成長を促すような仕組みにしていきたいですし、
やり取りを記録することで様々なアプローチを
試みて
信頼関係構築に役立てたいと思っています。

「言っては無かったけど、
こういう問題があるんですよね。」

という会話も増えてきましたので、
課題解決に向けた活用もしていきたいです。
皆結構1on1を好きだと言っているので、

今後も継続しながら提案を現場から得て
改善できる様な前向きな組織にしていきたいと
思っています。